西圓寺参道
西園寺説明碑
西圓寺本堂・山門二棟山口県指定有形文化財
西圓寺はもと真言宗の寺院であったが、元禄年間1688-1604向岸寺讃誉上人を開山として浄土宗として再発足したと伝えられる。 その後、法岸、法州、法道上人の三師によって江戸中期には、浄土宗布教の根本道場として栄えた。
本堂は伝存の棟札によると文政8年1825の建築であり、入母屋造り本瓦正面9間、側面8間の方丈形で、 材質に欅けやきを主体とする。 向拝がなく、入口を左右両端にとる特異な形式をもち、向って右側から女性が、左側から男性参詣者が出入りするようになっている。 本堂はもっぱら念仏と御講説の場で、簡素ではあるが、堅実な造りである。
山門はもと萩の大照院にあって、明治4年1871の寺禄廃止に伴い、移築されたと伝えられる。
材質に欅を主体とし、3間二重門、正面向拝1間付で格式のある山門である。
全体規模は小さいが、禅宗様の特色と意匠に工夫をこらした優秀な作品である。 建立年代は詳かではないが、寛政年間1790代のものと考えられる。
素晴らしい山門の彫刻画
青海島育ちのマッサン