東光寺配置図(東光寺の紹介HPより)

御廟(おたまや)ともいわれるこの墓所には、東光寺開基の三代藩主毛利吉就公から十一代までの奇数代の藩主ならびにその夫人の墓が正面に、また、それらの右手、左手と入口手前に一族関係者(子、孫、側室、侍女ら)の墓があります。
三代 吉就公・亀姫の墓石

萩藩主 毛利家東光寺墓石


毛利家一族墓所

石燈籠と鳥居・・・石灯籠の数には圧倒されます。また、墓所内の鳥居ですが、これは神仏習合のなごりであるとともに、偉大なる藩主を弔った神聖なる霊域である事を示威したかったのではないかと、考えられているそうです。


東光寺竹林公園案内図

東光寺竹林公園

東光寺竹林公園・思君亭

東光寺大雄宝殿の鬼瓦説明

東光寺諸堂の中でも最大の堂宇(どうう)である方丈は、寛政四(1792)年の建立です。
当時は東光寺が円熟期を迎えたといわれる第十五世大愚衍操(たいぐえんそう)禅師の代でした。
方丈とは一般的に、寺の住職が住まいする居間を言いますが、この方丈は忽室(こっしつ=禅問答する為の部屋)・寝室・茶室の機能を一つに集約した建物として造られたようです。
方丈の間取りは通常「六間取り(ろくまどり)」が基本ですが、この方丈にはその奥に毛利家の各藩主が墓参りに来られた際に休まれる座敷が連なっています。
方丈の玄関は二ヶ所あり、向かって左手は殿様用、右手は家臣用の玄関と言われています。
大方丈書院・殿様用玄関

大方丈書院・家臣用玄関

大方丈書院・家臣用玄関途中の彫り物

萩藩の偶数代の藩主と夫人や藩士の墓石は、萩市椿の大照院(だいしょういん)にあります。
青海島育ちのマーくん
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