2013年09月03日

熱血の詩人・憂国の詩人「児玉花外」と青海島

 今日の青海島旬の情報は、長門郷土文化研究会発行の「郷土文化ながと24」に、寄稿しました「花外と青海島の中から一部を、ご紹介致します。

 私は、長門郷土文化研究会の児玉花外プロジェクトの一員として、花外の多くの詩の中から我が故郷「青海島について、深く思いを馳せる機会を得ました。

 父祖の地長門を訪れた花外は、湯本温泉秋山六角堂に逗留し、ここから長門・萩・山口・下関・岩国など各地を遊歴し、「防長は赤い瓦に白い蔵」や「青海島」等の即興詩を多く作り、防長新聞等に発表しています。

 明治大学校歌『白雲なびく』の作詞者でもある花外は、熱血の詩人・憂国の詩人と評され、その観察力の鋭さ、詩情の豊さが、この青海島の数々の作品の中に凝縮されていることに、私は驚嘆させられました。
 まさに、花外が探訪した青海島の詩の跡は、私が生まれ育ち今暮らしている郷土の景色や風土そのものなのです。

 花外の詩には、時代を背景とした英雄詩や勇壮詩等の「男性的」な力強さ、花や雲や灯り等の「女性的」な優しさ、鯨の位牌等にみられるように、鯨や魚への思いやりの深さがあります。

 青海島は、花外の詩にあるように、島の外海は荒波により、海上アルプスと呼ばれるほど険しい岩場や洞窟等の荒々しい男性的な姿を持っています。

 「青海島」
 青海島 島は数々 みな男島
 骨はあるぞよ 侠骨が
 日本海 どんと怒涛が 打ちよする 
 胸は度胸だ やって来い


 
 男岩と男波.jpg



 青海島.JPG



 この「青海島」の詩は、花外の男性的熱血さと青海島の男性的な力強い姿を端的に表現しています。
 青海島を男島と表現し、打ち寄せる荒波を、力強い男の活力に例え、男性的景勝地をうたった青海島に関する花外快心の、代表的作品です。

 特に、冬場の青海島は、男性的な島がいっそう荒々しく映ります。
 この詩の原本は、長門市板持の吉村淳一氏宅に、今も保存されています。

 なお、この青海島の詩碑が、昭和三十五年長門市郷土文化研究会の手により、大寧寺境内に建立されています。


 青海島の詩碑.jpg



 青海島育ちのマーくん




 
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posted by 青海島育ちのマッサン at 06:09| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 青海島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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