最終戦 東浜初完封締め 来季タカ投に希望の光 ・・・ 今季最終戦を完封勝利で飾り、スタンドにあいさつする東浜

沈み込むチームに希望の光が差し込んだ。ドラフト1位ルーキーの東浜巨投手(23)がプロ初完封勝利を挙げた。
日本ハム打線を4安打10奪三振に抑えて今季3勝目。前半戦は苦しんだが、自身3連勝で1年目をフィニッシュした。5年ぶりのBクラス降格は先発投手不足が大きな要因の一つ。今季最終戦で見せた右腕の好投は、来季以降につながる明るい材料となった。
■直球に磨き
童顔の新人右腕が初めてほえた。9回無死一塁。中島へのフルカウントからの10球目だった。東浜の糸を引くような低めへの直球にバットは空を切った。続く陽岱鋼も空振り三振。最後は村田を力ない左飛に仕留め、今季最終戦で、プロ初の完封劇を演じきった。
「絶対に0点に抑えて、最後まで投げる気持ちだった。真っすぐが走っていたし、要所で低めにコントロールできた」。132球を投げ抜き4安打10奪三振。ベンチでナインや首脳陣に頭をなでられると、ようやく笑みがこぼれた。今季3勝目。苦しんだルーキーは快投で1年目を締めた。
最後の最後で本来の力を発揮した。「自信になった。自分の思うような投球ができた」。初回に陽岱鋼を142キロ直球で見逃し三振。ここから8回の鶴岡までの7三振は、すべて直球の見逃しで奪った。
左右高低に投げ分ける制球力だけではない。8回2死では、代打の中田を高め直球で空振り三振。直球の最速は146キロ。春先にはなかった力強さも戻った。
亜大時代は通算22完封、420奪三振で東都大学リーグ記録を更新したが、開幕直後は大学時代の投球スタイルが通用せず2軍落ちした。
思い悩んだ末に出した結論は「直球を磨く」。高山投手コーチは「相当悔しかったんだと思う。低めの球がホップするようだった。大物になる」。5カ月間の2軍生活で誰よりも体をいじめ抜いたことを、その直球が物語った。
■無四球も初
研究熱心さも大学時代から群を抜く。亜大では4年間、全てのブルペン投球を録画してチェック。同大野球部の生田監督を「こんな投手は見たことがない」と驚かせた。今回も前回、前々回と2連勝した投球映像を徹底研究。この日は高谷のサインに遠慮なく何度も首を振り、直球主体の投球とプロ初の無四球でチームにリズムを与えた。
「完封」と「奪三振」は東浜の代名詞。覇権奪回を期す来季を明るく照らす快投だった。「前半は迷惑をかけたけど、最後の最後で次につながる投球ができた」。5年ぶりのBクラスは決定したが、輝きを取り戻した右腕が必ずこの悔しさを晴らしてくれる。
来季の東浜投手の超頑張りを期待しています。
青海島育ちのマーくん
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