2013年10月07日

熱血の詩人・憂国の詩人「児玉花外」海国鯨の位牌

 今日の長門市青海島旬の情報は、長門郷土文化研究会発行の「郷土文化ながと24」に寄稿しました「花外と青海島」の中から、「海国鯨の位牌」をご紹介致します。

青海島は、漁業の島という背景もあり、昔から鯨や魚に対する愛情はとても深く、特に
通浦では、哺乳動物である鯨に対する哀れみと恩恵と感謝の気持ちが強く、鯨の位牌、鯨墓、鯨回向、鯨唄などがあり、鯨に対する地区の方々の思いやりの心が伝わってきます。

海国鯨の位牌・・・児玉花外
  祖国は遠く英雄の夢で築きたらん
  青海島の通村と仙崎に
  残りある鯨の位牌
  海国に奇なり 天下珍品
  郷人の勇猛情けとも表す血と涙
  一動物鯨の位牌
  近代の志躍史に加ふる
  大自然ロマンチツクの馬の講
  我れ山口県に永く光栄祝福あれ
  おゝ青海島よ 防長の波よりなびき
  大日本帝国の活ける博物館たれ
  夏は自雲涼風が講演する
  翠緑の高台


 花外は通向岸寺の鯨の位牌や、鯨の墓を見て、動物愛護に深い通浦の人情を知り、心をうたれたようです。
 数十余年前に、この鯨に関する資料を集めて、博物館に保存したいとの花外の思いは、昭和43年山口県の文化財(民俗資料)に指定され、通くじら資料館に保管・陳列され現在も通浦の地で、大切に引き継がれています。



 山口県有形民俗文化財 岸向寺の鯨の位牌

 鯨の位牌.jpg



 国指定史跡 青海島鯨墓

 青海島鯨墓.jpg



 岸向寺の鯨回向

 鯨回向.jpg



 長門市無形民俗文化財 通浦の民謡 鯨唄

鯨唄の碑.jpg



鯨唄.jpg



くじら資料館
 平成5年(1993)鯨墓近くに建設されました。資料館は国指定重要有形民俗文化財「140点の捕鯨用具」 を中心に320年前の捕鯨用具などが展示されています。

 この資料館は、子供さんには「命の大切さ」を学ぶことが出来、大人には、 世界の70%を占める海の恵みや鯨とどう向き合うかが問われる大切な施設です。
 (毎週火曜日、12月29日〜1月3日 休館)


 くじら資料館.jpg



 青海島育ちのマーくん





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posted by 青海島育ちのマッサン at 10:58| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 青海島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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