福岡ソフトバンクは外れ1位でJR九州の加治屋蓮投手(21)=宮崎・福島高出身=の交渉権を獲得した。
最多5球団が競合した桐光学園高(神奈川)の松井、外れ1位でヤクルトと競合した国学院大の杉浦を抽選で外したものの、加治屋は地元九州で生まれ育った実力派右腕。ホークスの元エース斉藤和巳氏(35)にあこがれ、実力を付けた一番星がJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」に負けない輝きで、来季V奪回の使者になる。
■テレビ中継見ず
栄光の1位指名にもかかわらず、加治屋は自らの名前を呼ばれたときに食事を取っていた。予想もしていなかったから、テレビさえ見ていなかった。社会人野球の日本選手権に備え、宿泊している大阪市内の宿舎。練習を終え、野球部の仲間と食事会場で夕食に舌鼓を打っていたときだった。
王会長が2度連続で抽選を外してからの「3度目」の1位指名。自分の名前が呼ばれたことを、携帯電話でチェックしていた同僚から伝え聞いた。「信じられなかった。(上位指名は)ないと思っていたので、テレビも携帯も見ていなかった」。指名から2時間近くが経過して始まった会見でも驚きを隠せなかった。
「外れの外れ」とはいえ、正真正銘の1位指名に違いはない。12人しか選ばれない栄誉。その重みをかみしめると、その表情は、驚きから徐々に責任感へと包まれた。
「小学生のときに初めて見たプロ野球がホークスの試合。あこがれの球団で野球ができることがうれしい」。大きな期待を背負ったことを理解すると、緊張気味に話した。
目指すは「斉藤和巳2世」だ。宮崎・福島高では甲子園出場経験もなく無名の存在。JR九州に進み、才能が開花した。長身と長いリーチを生かした投球フォームが固まるにつれて球速がアップ。社会人2年目に初めて最速150キロを計測し、現在では152キロまで達した。
昨年1月には左すねに「シンスプリント」と呼ばれる疲労骨折に似た症状を発症。半年以上走ることすらできなかったが「野球ができない間に外から見て、配球とか多くのことを学べた」と、挫折もプロ入りへの原動力に変えてみせた。
■V奪回の即戦力
密着マークを続けていた福山龍太郎スカウト(九州地区担当)は「真っすぐの切れと、140キロを超える高速フォーク。これだけで抑えられる」と、実力を高く認める。角度のある直球と高速フォークボールといえば、タカのエースとして活躍した斉藤和巳氏の代名詞だった。
「子供のころから斉藤和巳さんが目標だった。一緒にプレーできないのは寂しいですけど、いつかは超えられるような投手になりたい」。今季限りでユニホームを脱いだ右腕の「後継者」となって、来季V奪回の使者になってみせる。
JR九州といえば、豪華寝台列車「ななつ星in九州」が大きな話題をさらったばかり。今度はタカの一番星がスケール感あふれる投球で、故郷を熱く盛り上げる。
ソフトバンクから1位指名を受け、マスコット人形を手に笑顔でポーズをとるJR九州・加治屋

鍛冶屋 蓮 投手



福岡ソフトバンクホークスの秋山監督


今回の情報は、西日本新聞さんとTNC(テレビ西日本)さんから、引用せていただきました。
青海島育ちのマーくん
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