2015年05月17日

山口県長門市「平成27年度長門郷土文化研究会総会 記念講演会」

 今日の山口県長門市旬の出来事は、5月16日(土)午後2時から長門市物産観光センターで開催された「平成27年度長門郷土文化研究会総会 記念講演会」を、ご案内致します。

 平成27年度長門郷土文化研究会総会に引き続いて、「記念講演会」が行われました。
 講師:香月泰男美術館 学芸員
    中野 優子(なかの ゆうこ) 氏

 講師のプロフィール
  長門市日置出身 
  広島大学 文学部人文学科 卒業(学芸員資格取得)
  広島大学大学院 文学研究科修士課程 修了
  長門市役所 入庁
  香月泰男美術館に配属

 演題:香月泰男画伯について


 中野優子講師1.jpg

 中野優子講師2.jpg

 1.香月泰男の生涯
 香月 泰男(かづき やすお、1911年10月25日 - 1974年3月8日)は、山口県大津郡三隅町(現・長門市)出身の画家。
 香月泰男の生涯1.jpg

 香月泰男の生涯2.jpg

 会場.jpg

 香月泰男の家族
 香月泰男家族.jpg

 香月泰男年鑑
 香月泰男年鑑.jpg

 山口県に開業医の息子として生まれるも、幼い頃両親が離婚。厳格な祖父に育てられる。
 山口県立大津中学校(現・山口県立大津高等学校)卒業後、川端美術学校を経て1931年に東京美術学校に入学、藤島武二の教室に学ぶ。

 1936年
 美術学校卒業後、北海道庁立倶知安中学校(現・北海道倶知安高等学校)の美術科教師として着任。その後、山口県立下関高等女学校(現・山口県立下関南高等学校)に転任する。
 1942年
 太平洋戦争勃発により召集を受け、兵として満州へ。
 1945年
 ソ連に抑留され、シベリア、クラスノヤルスク地区のセーヤ収容所で強制労働に従事。これが原体験となり、その後の作品全体の主題・背景となる。
 1947年
 シベリア抑留から引き揚げ、下関高等女学校へ復職。
 1948年
 郷里の三隅へ戻り、山口県立深川高等女学校(後に大津中学校と統合、現・大津高等学校)に転任。
 1960年
 大津高等学校を依願退職。その後しばらくは創作活動に専念していたが、1966年に九州産業大学に新設された芸術学部油絵科の主任教授を委嘱される。
 1969年
 「シベリア・シリーズ」で第1回日本芸術大賞を受賞。


 2.香月泰男の創作活動
  @油彩画

 @油彩画.jpg

  A素描画(スケッチ)
 A素描画(スケッチ).jpg

 B版画
 B版画.jpg

  Cオブジェ
 Cオブジェ.jpg

  D萩焼絵付け
 D萩焼絵付け.jpg

  Eその他
 Eその他.jpg

 講演が終り、藤井会長から中野講師に対して、感謝の言葉がありました。
 謝辞.jpg

 中野先生の分かり易い講話により、香月泰男画伯の人と作品への理解が深まりました。
 中野先生、ありがとうございました。

 香月泰男美術館のホームページ
 http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=89&agent=&partner=AP&name=%B9%E1%B7%EE%C2%D9%C3%CB%C8%FE%BD%D1%B4%DB&lang=euc&prop=500&bypass=1&dispconfig=&tblattr=1

 青海島育ちのマッサン



 
【関連する記事】
posted by 青海島育ちのマッサン at 17:05| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 長門市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック