2015年07月09日

山口県萩市 祝「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録決定(1)

 今日の山口県萩市旬の景色は、明治日本の産業革命遺産ユネスコ世界遺産委員会で登録決定!その1として萩反射炉をご案内致します。

 ドイツのボンで開催された、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で、萩市の5資産(萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、萩城下町、松下村塾)を含む8県11市に立地する23の「明治日本の産業革命遺産」が、7月5日(日)世界遺産に登録されました。

 萩反射炉の位置

[ここに地図が表示されます]


 萩反射炉説明
 萩反射炉説明.jpg

 椿東前小畑に現存している萩反射炉は、西洋式の鉄製大砲鋳造を目指した萩藩が安政3年(1856)に建設した遺跡です。
 鎖国状態にあった江戸時代にあって、大陸に近い西南雄藩は、アヘン戦争での清国(中国)の敗戦やペリーの黒船来航により危機感をもち、海防の強化に取り組みます。
 各藩は、わずかな蘭書の知識などを頼りに自力で、射程距離の長い鉄製大砲や大型の軍艦を建造しようと試行錯誤します。当時は鉄製大砲を建造するには、衝撃に弱い硬い鉄を粘り気のある軟らかい鉄に溶解する必要があり、その装置として反射炉を用いていました。
  

 反射炉構造図
 反射炉構造図.jpg

 萩反射炉
 萩反射炉1.jpg

 萩反射炉2.jpg

 明日は、山口県萩市 明治日本の産業革命遺産世界遺産登録決定その2を、ご案内致します。

 青海島育ちのマッサン



 
posted by 青海島育ちのマッサン at 10:58| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 萩市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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