住吉神社の御由緒
宝永4年(1707)3月6日の暁、浦の網頭、池永三郎に「今朝は早く網を出せ」という不思議な夢のお告げがあった。
三郎は大急ぎで網船を出した。すると、浦の入口ニ町(200mあまり)ほどのところにある「橘ぐり」の上にお室が一つ浮かんでいた。引き上げて扉を開くと中に一体の木像と御幣に御札があった。
それらは不思議に潮にも濡れていない。棟札には「住吉大明神、万治元年(1658)6月29日造立、浦中」とあった。
早速、代官の志道六兵衛に届け出ると祠に祀るように命じられた。以後、祠には浦の内外から参詣者が多く、燈明が絶えなかった。その後、社殿を現在の地に移し、浦の守護神としてきた。

通小浦にある住吉神社の海上はるか(約1km)に、鳥居の見える岩があり浦人はここを「橘ぐり」と呼び、住吉大明神がお流れ寄りの所と伝てきました。
住吉神社の拝殿

住吉神社境内からの「橘ぐり」

「橘ぐり」と漁船

「橘ぐり」

青海島育ちのマッサン
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