2016年07月19日

山口県長門市青海島・通地区「2016通くじら祭り」(2)

 今日の山口県長門市旬の出来事は、7月17日(日)午前9時から青海島地区で開催された「2016通くじら祭りその2を、ご案内致します。

 「2016通くじら祭り」会場の位置
 青海島の東側 通地区小浦埋立地

[ここに地図が表示されます]


 通くじら祭りは1992年、長門市通に「青海島鯨墓」が建立されて300年を記念して開催されることになりました。
 若者たちが赤ふんどし姿で披露する古式捕鯨の模様や、通鯨唄保存会による歌と演奏、和船の競漕(きょうそう)大会を通じ、鯨文化の継承や地域活性化、住民同士の連帯強化を目指しています。


 和船競漕大会
 和船競漕.jpg

 古式捕鯨の実演は、叫り賞歩(たけりしょうぶ)・・・「クジラが来たぞー!」という声で、始まりました。
 叫り賞歩.jpg

 古式捕鯨・・・クジラの追い込み
 勢子船が全長13.5mのくじら丸(くじらの模型)を、仙崎湾から通漁港内に追い込んでいきます。

 古式捕鯨.jpg

 くじらを仕留めます。・・・真っ赤な血潮が・・・
 古式捕鯨2.jpg

 勢子船で「仕留めたくじらを曳航」します。
 古式捕鯨3.jpg

 通浦の民謡 鯨唄 祝え目出度
 「通鯨唄」は、鯨を捕った後に歌われる労働歌であり、祝い歌でもあるのですが、捕られた鯨の命に感謝し、哀悼の意を込めるために、手拍手でなく「揉み手」と呼ばれる独特の作法で歌われます。

 通浦の民謡 鯨唄 祝え目出度.jpg

 通鯨唄1.jpg

 通鯨唄2.jpg

 通の鯨の歴史・文化を後世に伝えるため、鯨の胎児を埋葬した国指定史跡の「青海島鯨墓」、国指定重要文化財の「早川家住宅」、国指定重要有形民俗文化財の「140点の捕鯨用具」等を展示した「通くじら資料館」などがあります。
 みなさんも、古式捕鯨の里「通」を訪れては、いかがでしょうか!


 今回の写真は、通公民館の松本さんから提供いただきました。
 ありがとうございました。


 青海島育ちのマッサン


posted by 青海島育ちのマッサン at 06:57| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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