12月15日(木)長門市湯本温泉・大谷山荘において、「日露首脳会談」が開催されることになり、通地区大越の浜に建立されている「日露兵士の墓碑」が注目を集めています。
日露兵士の墓碑の位置
青海島・通地区南東側の「大越の浜」にあります。
[ここに地図が表示されます]
大越の浜・日露兵士の墓碑への参道入口
通小学校正門から南側へ約100mの地点です。

参道入口から大越の浜までは約50mです。


大越の浜
この大越の浜では、平成13年(2001)に、1920年代に活躍し26歳で亡くなった童謡詩人・金子みすゞの半生を描いた、TBS創立50周年記念番組「明るいほうへ明るいほうへ −童謡詩人金子みすゞ−」のロケが行われました。



日露兵士の墓碑・・・丘にあります。




常陸丸遭難兵士の墓碑
(現在の墓は大正10年(1921)通村で建立)
明治37年(1904)2月に日露戦争が起こり開戦後の6月16日、千人を超える兵士を満載した輸送船「常陸丸」は、対馬海峡でロシア艦艇の砲撃をうけて沈没し、ほとんどの兵士が船と運命を共にした。
その兵士らの遺体が、遠く通浦大越の浜に漂流したので、浦人は遺体をこの浜に丁重に葬った。

ロシア兵士の墓碑
(現在の墓は昭和43年(1968)通地区の有志で建立)
明治38年5月27日、対馬海峡通過のロシア・パルチック艦隊を、東郷長官率いる日本連合艦隊が迎え撃った。意表を突いた日本艦隊の作戦でロシア艦隊は壊滅し、日本の大勝利となった。
海戦の砲声は、遠く大津郡(現 長門市)までも届いた。
この時も、戦死したロシア兵士の遺体が大越の浜にあがったので、浦人は敵兵の遺体も、常陸丸の日本兵と同様、ねんごろに葬り供養を続けています。

安倍総理とプーチン大統領が一緒に、青海島・通地区・大越の浜に建立されている「歴史的な常陸丸遭難兵士の墓とロシア兵士の墓」にお参りされて、「日露の友好関係」を推進していただければと思います。
青海島育ちのマッサン
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