防府天満宮は日本で最初の天神様で、学問の神様「菅原道真公」を祀った神社です。京都の北野天満宮福岡の太宰府天満宮と共に日本三天神と言われています。
梅の花と防府天満宮

防府天満宮は学問の神様ですので、境内のあちらこちらに「合格御礼絵馬奉納所」があります。


登録有形文化財・春風楼
春風楼は十代藩主毛利斎煕が社頭に五重塔の建立を思い立ち文政五年(一八二二)六月大専坊に於いて地鎮供養の祈祷をし釿始の儀を行ったが、資金調達中、天保二年(一八三一)不慮の支障に遭い一時中止の止むなきに至った。
その後、塔の設計を現在の重層の楼閣様式へ変更して明治六年(一八七三)に完工した。この楼の床下の木組は文政年間着工当初の塔の一層軒下に使用すべき組物を使用したもので、当時の面影を偲ぶに充分である。この楼上からの眺望は四季折々まことに絶景で春風楼の名にふさわしい。

春風楼からの眺望


防府天満宮には、あちらこちらに多くの「碑」があります。
筆塚

茶釜塚

野村望東庵の像と歌碑
高杉晋作と野村望東尼の合作もあります。


毛利重就[もうりしげたか]銅像
萩藩の歴代藩主の中で、最も防府と結びつきが大きいのが、7代藩主の毛利重就です。
毛利重就が藩主になったときには、萩藩の財政が苦しくなっていました。そこで、税の取れる土地を増やすために土地の調査(宝暦検地[ほうれきけんち])を行い、増えた税収入で撫育方[ぶいくかた]という基金をつくりました。
この撫育方は非常時のたくわえにした以外に、農地や塩田の開発費用として使われました。 重就は、藩の収入を増やすために防府の開発に力を入れ、干拓(開作[かいさく])によって土地を広げると、新しく田を作ったり、塩田を築いたりするなど、産業が発展していきました。鶴浜[つるはま]や大浜[おおはま]、西浦浜[にしのうらはま]などの開作にも撫育方の資金が使われています。他にも、塩の積み出し港として中関を発展させるなど、多くの功績を残しました。


明日は、日本の三天神「学問の神様、菅原道真公を祀った防府天満宮」その3を、ご案内致します。
青海島育ちのマッサン
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