2017年04月21日

山口県長門市青海島通地区「向岸寺 平成29年鯨回向法要」(1)

 今日の山口県長門市旬の出来事は、4月20日(木)午前9時から、青海島地区の向岸寺で行われました「平成29年鯨回向(くじらえこう)法要」その1を、ご案内致します。

 古式捕鯨の里・通のHPより
 通浦では、延宝7年(1679年)向岸寺第5世譛誉上人が51歳で隠居し、 清月庵(観音堂)を営み、捕鯨鯨の菩提をともらう。それ以来、通鯨組に鯨の胎児を弔う必要性を13年の歳月をかけて訴える。
 元禄5年(1692年)清月庵に「鯨墓」を建立と同時に「鯨位牌」「鯨鯢過去帳」を作成し、清月庵で譛誉上人は鯨の回向を実施する。

  当時の宗教界では人間以外絶対に回向ができなかったのです。
 享保19年(1734年 )讃誉上人(106歳)に入寂し、浦の行事として鯨回向おこなう。
 当時、鯨組の人々は春の漁が終えた頃、5日間羽織袴でお参りしたといいます。
 鯨回向は、現在でも向岸寺で毎年1回4月に行われています。


 鯨回向法要の案内
 鯨回向法要の案内.jpg

 向岸寺と鯨墓
 向岸寺と鯨墓.jpg

 金子みすゞと向岸寺
 金子みすゞと向岸寺.jpg

 向岸寺の山門
 向岸寺山門.jpg

 山門をくぐりますと左手に、法然上人の幼名「勢至丸」さまの像があります。
 勢至丸さま像.jpg

 山門の右手には、今が旬のツツジの花が咲き始めていました。
 ツツジ.jpg

 向岸寺の本堂
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 向岸寺本堂内・・・松村住職の挨拶が始まりました。 
 向岸寺本堂内.jpg

 向岸寺・松村住職挨拶.jpg

 大西長門市長の挨拶
 日露首脳会談で注目を浴びた日露兵士の墓碑の建立も、この通地区のやさしさ、そして鯨回向に通じるものがあります。

 大西長門市長挨拶.jpg

 大勢の参拝者
 参拝者1.jpg

 参拝者2.jpg

 長門市ケーブルテレビ・ほっちゃテレビさんの取材
 ほっちゃテレビさん.jpg

 今回の「向岸寺 平成29年鯨回向法要」は、4月21日(金)18時〜2時間おき、22日(土)8時〜16時まで2時間おきに、ほっちゃNEWSイブニングで放映される予定です。


 明日は、山口県長門市青海島地区「向岸寺 平成29年鯨回向法要その2を、ご案内致します。

 青海島育ちのマッサン




posted by 青海島育ちのマッサン at 06:33| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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