2018年03月10日

山口県長門市青海島・通地区「金子みすゞと岸向寺」

 今日の山口県長門市旬の景色は、3月4日(日)午後の青海島通地区金子みすゞ岸向寺を、ご案内致します。
 
 青海島の東側に位置する通地区は、現在約570世帯・1230名が在住され、その多くの方が定置網・はえ縄・一本釣り等の漁業に携わっておられます。

 延宝元年(1673)鯨組が長州藩に取り立てられ、明治41年(1908)まで235年間にわたり、網捕り捕鯨が続いたことから、古式捕鯨の里として知られています。
 
 この通では譛誉上人が、元禄5年(1692)清月庵に「鯨墓」を建立と同時に、「鯨位牌」「鯨鯢過去帳」を作成し、鯨の回向を始めたと言われています。
 当時の鯨組の人々の鯨に対する想いは格別で、春の漁を終えた頃、鯨の供養のため五日間羽織袴でお参りしたそうです。この鯨回向は、現在も向岸寺で毎年4月に行われています。


 通地区の家並みと漁港.jpg

 浄土宗・向岸寺
 浄土宗・向岸寺.jpg

 向岸寺と鯨墓
 向岸寺と鯨墓.jpg

 金子みすゞと向岸寺
 みすゞさんの父庄之助は、向岸寺の檀家の出身で、みすゞさんが子供のころ通の実家によく遊びに来ていたそうです。

 金子みすゞと向岸寺.jpg

 青海島育ちのマッサン



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posted by 青海島育ちのマッサン at 07:21| 山口 ☁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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