2018年07月17日

通くじら祭り2018 山口県長門市青海島

 今日の山口県長門市旬の出来事は、7月15日(日)午前9時から、青海島で開催された「通くじら祭り2018」を、ご案内致します。

 通くじら祭り2018の案内

 通くじら祭り案内1.jpg

 和船競漕
 小学生の部が2チーム、職域・団体の部が13チーム、支部対抗の部が4チームが出場しました。
 片道90メートルの折り返し全長180メートルのコースを波をかき分け進む選手たちに、大きな声援が送られました。


 和船競漕.jpg

 古式捕鯨実演
 地元有志や東京、大阪、山口などから約40人が赤ふんどし姿で参加されました。
 通小学校1年生が叫り賞歩と呼ばれる「鯨が来たぞー!」を開始の合図で、4隻の勢子船に乗り込んで一斉に沖まで漕ぎ出しました。
 銛を打ち込み全長13.5mの鯨の模型を湾内に追い込むと、ハザシがとどめの鼻切りを行い、赤い潮が上がると、男衆は「鯨を捕ったどー」と雄叫びをあげました。


 古式捕鯨実演1.jpg

 古式捕鯨実演2.jpg

 古式捕鯨実演3.jpg

 通浦の民謡 鯨唄 祝え目出度の奉納
 通鯨唄保存会と鯨組男衆、通小学校児童が、鯨に感謝の気持ちを込めて、「通鯨唄」を奉納されました。
「通鯨唄」は、鯨を捕った後に歌われる労働歌であり、祝い歌でもあるのですが、捕られた鯨の命に感謝し、哀悼の意を込めるために、手拍手でなく「揉み手」と呼ばれる独特の作法で歌われます。


 通鯨唄.jpg

 通鯨唄碑.jpg

 通地区には、鯨の歴史・文化を後世に伝えるため、鯨の胎児を埋葬した国指定史跡の「青海島鯨墓」、国指定重要文化財の「早川家住宅」、国指定重要有形民俗文化財の「140点の捕鯨用具」等を展示した「通くじら資料館」などがあります。
 みなさんも、古式捕鯨の里「通」を訪れては、いかがでしょうか!

 青海島育ちのマッサン







 
posted by 青海島育ちのマッサン at 17:06| 山口 ☀| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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