今回は、6月3日(月)の熊本県山鹿市「八千代座」その1を、ご案内致します。
八千代座は、明治43年(1910年)に旦那衆と呼ばれる山鹿の実業家たちによって建てられた芝居小屋です。
和風建築の粋と、洋風建築の長所を取り入れた八千代座の屋根には、約33,000枚の瓦が使われています。
平成の大修理で新しい丸桟瓦に替えられましたが、玄関正面部分だけには古い瓦が約1,500枚使われています。
夢小蔵(八千代座管理資料館)
白壁土蔵造りの八千代座の資料館は、八千代座より古い明治20年に建設されました。
八千代座の館内見学の受付も行われています。
受付で、八千代座案内書をいただきました。
施設の概要
所 在 地 熊本県山鹿市山鹿1499番地
所 有 者 山鹿市
建物規模 間口29.49m 奥行35.40m
(延べ面積1487.4u)
舞台規模 間口13.38m 奥行10.50m
(廻り舞台直径8.45u)
プロセニアム(H)4.256m
収容能力 約700人
建築年式 明治43年(1910年)
指定 国重要文化財(昭和63年12月19日)
八千代座の木戸をくぐり内部へ
江戸時代の歌舞伎小屋の様式(花道、廻り舞台、桝席、桟敷席)を今に伝えている木造2階建ての建物です。柱の数を少なくし、客席全体が後ろにいくほど高くなっており、後ろの席でも舞台が見えるように設計されています。
舞台からの眺め
次回は、6月3日(月)の熊本県山鹿市「八千代座」その2を、ご案内致します。
青海島育ちのマッサン
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