夏みかんは、青海島の大日比地区に発祥した柑橘類で、ダイダイ、ナツダイダイ、ナツカンとも呼ばれています。
大日比ナツミカン原樹は江戸時代中頃(18世紀)に、この地に漂着した果実を拾って、西本チョウが播種したとの伝えがあります。
のちに萩城下でも植えられ、食用として広く栽培されるようになりました。
昭和56年に原樹の保護のため、当時の山口県萩柑きつ試験場が、原樹の枝を切り試験場へ持ち帰って挿し木で定植した。
その後平成20年に、萩柑きつ試験場の廃止にともない、原樹の分木(純粋な原樹のDNAを持つ)が長門市に引き継がれ、現在は原樹のそばに移植されました。
ほのかな芳香をもつ夏みかんの白い花は「県花」となっています。
青海島育ちのマッサン
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