通くじら祭り2018の案内

和船競漕
小学生の部が2チーム、職域・団体の部が13チーム、支部対抗の部が4チームが出場しました。
片道90メートルの折り返し全長180メートルのコースを波をかき分け進む選手たちに、大きな声援が送られました。

古式捕鯨実演
地元有志や東京、大阪、山口などから約40人が赤ふんどし姿で参加されました。
通小学校1年生が叫り賞歩と呼ばれる「鯨が来たぞー!」を開始の合図で、4隻の勢子船に乗り込んで一斉に沖まで漕ぎ出しました。
銛を打ち込み全長13.5mの鯨の模型を湾内に追い込むと、ハザシがとどめの鼻切りを行い、赤い潮が上がると、男衆は「鯨を捕ったどー」と雄叫びをあげました。



通浦の民謡 鯨唄 祝え目出度の奉納
通鯨唄保存会と鯨組男衆、通小学校児童が、鯨に感謝の気持ちを込めて、「通鯨唄」を奉納されました。
「通鯨唄」は、鯨を捕った後に歌われる労働歌であり、祝い歌でもあるのですが、捕られた鯨の命に感謝し、哀悼の意を込めるために、手拍手でなく「揉み手」と呼ばれる独特の作法で歌われます。


通地区には、鯨の歴史・文化を後世に伝えるため、鯨の胎児を埋葬した国指定史跡の「青海島鯨墓」、国指定重要文化財の「早川家住宅」、国指定重要有形民俗文化財の「140点の捕鯨用具」等を展示した「通くじら資料館」などがあります。
みなさんも、古式捕鯨の里「通」を訪れては、いかがでしょうか!
青海島育ちのマッサン