古式捕鯨の里・通のHPより
通浦では、延宝7年(1679年)向岸寺第5世譛誉上人が51歳で隠居し、 清月庵(観音堂)を営み、捕鯨鯨の菩提をともらう。それ以来、通鯨組に鯨の胎児を弔う必要性を13年の歳月をかけて訴える。
元禄5年(1692年)清月庵に「鯨墓」を建立と同時に「鯨位牌」「鯨鯢過去帳」を作成し、清月庵で譛誉上人は鯨の回向を実施する。
当時の宗教界では人間以外絶対に回向ができなかったのです。
享保19年(1734年 )讃誉上人(106歳)に入寂し、浦の行事として鯨回向おこなう。
当時、鯨組の人々は春の漁が終えた頃、5日間羽織袴でお参りしたといいます。
鯨回向は、現在でも向岸寺で毎年1回4月に行われています。
鯨回向法要の案内

向岸寺と鯨墓

金子みすゞと向岸寺

向岸寺の山門

山門をくぐりますと左手に、法然上人の幼名「勢至丸」さまの像があります。

山門の右手には、今が旬のツツジの花が咲き始めていました。

向岸寺の本堂

向岸寺本堂内・・・松村住職の挨拶が始まりました。


大西長門市長の挨拶
日露首脳会談で注目を浴びた日露兵士の墓碑の建立も、この通地区のやさしさ、そして鯨回向に通じるものがあります。

大勢の参拝者


長門市ケーブルテレビ・ほっちゃテレビさんの取材

今回の「向岸寺 平成29年鯨回向法要」は、4月21日(金)18時〜2時間おき、22日(土)8時〜16時まで2時間おきに、ほっちゃNEWSイブニングで放映される予定です。
明日は、山口県長門市青海島通地区「向岸寺 平成29年鯨回向法要」その2を、ご案内致します。
青海島育ちのマッサン